『からまる毎日のほぐし方』Audible感想|育児中の30代パパが「これ妻に刺さる」と思った理由

夜の思考ログ


日曜日の夜。寝かしつけが終わって、日中の疲れと週末の疲れが一気に体に落ちてくる時に、息をひそめるようにイヤホンを耳につける。さっきまでの子どもの泣き声が消えて、オーディブルを通してナレーターの落ち着く声が聞こえてくる。

オーディブルは現在プレミアムプランが3ヶ月99円です。(2026年5月12日まで)

今日は尾石晴さんの「からまる毎日のほぐし方」を聴くことにした。

以前、「あなたへのおすすめ」で出てきたこのタイトル。

「からまる?」「ほぐし方?」と思いライブラリに追加していた本だ。

完全にタイトルで魅了された。

再生時間は1.5倍速で約4時間。この日はなんだかゆっくり聴きたくて、1.2倍速にした。

結論はこの再生速度で味わうのが正解だった。


今日、どんな日だったか

まず正直に書く。

今日は相当きつかった。

ツルツル食べたい→「今はない、おにぎりにしようね」→ギャン泣き。
アニメ見ながらご飯食べたい→「食べてからね」→ギャン泣き。
イオンの遊び場に行きたい→「近くの公園にしよう」→ギャン泣き。
アイス食べたい→「今日もう食べたからもうダメ」→ギャン泣き。
お風呂嫌だ→「今日こそ入ろう」→ギャン泣き。
入ったら出たくない(お風呂でアイス屋さんごっこしてた)→「上がろうね」→ギャン泣き。
シャンプー嫌だ→「汗かいたからね」→ギャン泣き。
寝かしつけで「ママがいい」→「お風呂に入ってるよ」→ギャン泣き。

全部これ。昨日の午後からずっとこれだ。

妻が風呂から上がってきて、一緒に横になってくれたらすぐに眠った。拍子抜けした。


子どもからすれば、親が言っていること全部「理不尽」

欲求を通したいのにダメって言われちゃうんだもんね

この本は何が違うのか

著者の尾石晴さんは、心理学専攻で大学を出て外資系メーカーに16年勤務。不妊治療を経て31歳で長男、35歳で次男を出産。2020年に会社を辞め独立し、福岡でヨガスタジオを主宰しながら、大学院博士課程(感性学)で研究も続けている。Voicyのパーソナリティとして5万人に届けてきた声を持つ人だ。

肩書きを並べると多彩すぎて「何者?」となる。でもこれ全部、自分でからまりながら生きてきた人の履歴書だ。

自己啓発でもない。ビジネス書でもない。エッセイとも、なんか違う。聴いていると、本当にほぐれていく感じがする。

「40代向けかな」と思いながら聴いていた。でも気づいた。

10年先を生きた先輩の、整えていない実体験が聴ける本だ。

「こうすればよかった」じゃなくて、「こんなふうにからまって、こうほぐれていった」

という話が聴ける。リベンジ夜ふかし、キャリアのからまり、育児の疲れ。40代のあるあるとして語られているけど、よく考えたら全部、今すでに始まっている。

アラサーだからこそ、先輩の地図を持って進める。

まさに読書の醍醐味!
先人の苦労や気づきを追体験できる!


30代から始まる「からまり」の正体

この本が言う「からまり」はこういうことだ。

30代・40代は、仕事、育児、家事、お金、人間関係、加齢による変化、家族の都合、全部が重なり合う時期にある。一つひとつは大したことないかもしれない。でもそれが「ミルフィーユ」みたいに何層も積み重なって、人生が複雑にからまっていく。

特に刺さったのはこのあたりだ。

リベンジ夜ふかし。
日中に自分の時間が取れない反動で、翌日の体調が悪くなるとわかっていても夜更かしをやめられない。そこから抜け出せない、あの感じ。

できるけど疲れること。
能力的にできる。でも本当は好きじゃない。あるいは自分をひどく疲れさせる。そういうことに毎日の時間を奪われていく感覚。

育休によるキャリアの中断。
チャンスと捉えきれず、ストレスになる。「自分は何者なのか」という問いの答えが見えなくなる。

ライフとワーク この絡まり。きっち一度は感じると思う。

友人との乖離。
結婚・出産・仕事の立場。どんどん違ってきて、かつての友だちと「共通言語」を失っていく感覚。距離感がわからなくなる。


「できるけど疲れること」と、家事の適量

思い当たることがあった。掃除だ。

マイホームを買ってから、なんとなく「毎日綺麗に保たなきゃ」と思うようになっていた。誰かに言われたわけじゃない。でも義務になっていた。

本を聴きながら、「あ、これ家事の適量の話だ」と気づいた。

大がかりなキッチンのリセット、階段の掃除。やれる。

でも疲れる。

勇気を出して週1回に変えてみた。

リビングの片づけは毎日する。それだけでいい、と決めた。

体が、楽になった。

OTとして患者さんには「作業のペース配分を整えましょう」と言っている。自分の家事には、それができていなかった。

「できる」と「続けられる」は、違う。

義務感に引っ張られると、そこがずれていく。


「思うようにいかない子育てにからまる」で、フッとした

今日の自分に一番刺さったのは、ここだった。

思うようにいかない子育て。

また、この章は子どもの理不尽を押し返す力を育むことが書かれている。

僕たちが子どもの欲求を通そうとしている事に対して、

どうしてもNOを言わなきゃいけない場面はある。

そして、ギャン泣きする。 

「今はないから、おにぎりにしようね」

「食べてからね」

「近くの公園にしよう」

「今日もう食べたからダメ」

これは全部子どもにとって理不尽なこと。

でも、この理不尽を押し返す力を育まないと将来、変な形で反動が出そう。

子どもが理不尽を押し返す力。

忍耐力?を身に着けるための通過儀礼って解釈かな?

整えすぎた言葉より、本音の方が届く

この本は「整えすぎていない」と思った。

正しいことを言わない。「こうすれば解決します」に向かわない。「そうだよね、からまるよね」って、ただそこに並走してくれる感じ。

だから1.2倍速で正解だった。1.5倍速で情報として摂取するのではなく、言葉の温度のまま聴く本だった。


まとめ

日曜の夜、きつい一日の終わりに聴いた。

子どもがやっと眠って、静かになって、イヤホンをつけて、横になった。そしたらすこしだけ、ほぐれた。

「からまる毎日」って、正確な言葉だと思う。解けるわけじゃない、消えるわけでもない。でも少しだけ「これはからまってるだけだ、私がだめなんじゃない」って思えると、夜がちょっと違う色になる。

Audible、今から聴いてみるのもいいかもしれない。


📚 今回聴いた本
「からまる毎日のほぐし方」尾石晴(はるさん)
Audibleで聴けます 。今ならプレミアムプランが3ヶ月99円!(2026年5月12日まで)


参考・はるさん情報ソース

※この記事はAudibleのPR広告を含んでいます。

※紹介した本は当時の聞き放題のため、聞き放題対象外になっている場合もあります。

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