2歳のイライラは「いいパパ試験」のせいだった。僕が自主退学を決めた理由

夜の思考ログ

夜の反省会

夜、静かになった寝室。 子供の寝顔を見ながら、ふと思うことがある。 「ああ、今日もまた怒っちまったな」って。

「いい子になってほしい」、そう思って叱ってるはずなのに。 夜になると「俺はなんて器の小さい親なんだ」って自己嫌悪が押し寄せてくる。 この夜の不安は、ボディブローみたいに少しずつ心を削っていくんだ。

なんで、こんなにイライラするんだろう。 なんで、こんなに焦ってるんだろう。

その正体を掘り下げていったら、俺は無意識のうちにある「試験」を自分に課していたことに気づいた。

それは、誰からも頼まれていない「いいパパになるための昇格試験」だ。

これは、SNSで出てくるダメなパパにならないようにと思っていた事と出生届を出しに行ったときに、市役所のおばちぁんに「夜はパパがすべて面倒をみるくらいの気持ちでいてください」と言われた事。 これが呪いとなって僕を苦しめていた。

冷静になって思ったこと。


冷静になって、改めて息子を見てみる。 まだ2歳。いや、ほんの少し前まで赤ちゃんだった存在だ。

危ないこともするし、我慢も集中もできない。嫌なことがあれば奇声もあげる。 本能で動いているんだから、それが当たり前なんだ。

それなのに、なんで僕は家でピリピリしてたんだろう。

気づいたのは、僕がやろうとしていたのは「しつけ」じゃなくて、ただの「コントロール」だった。

「静かにしてほしい」「ここで座って食べてほしい」 そんな親の都合という理想の枠に、まだ言葉も通じない他者を無理やり押し込めようとしていた。 思い通りにならない他者をコントロールしようなんて、そもそも無理な話だ。

自分で勝手に無理なハードル(試験)を設置して、当然のようにそれを飛び越えられずに転んで、「今日もダメだった」って自分にバツをつける。 こんなことを毎日繰り返してたら、自分への「信用」なんて積み上がるわけがないよな。

少しの決断


だから、僕は決めた。 この「いいパパ試験」、もう自主退学だ。

家の中でピリピリした空気を撒き散らしても、誰も幸せにならない。 なにより、そんな暴風雨みたいな心模様じゃ、自分の中の大事な「熾火(おきび)」だって消えちまう。

これからは、マインドセットをガラリと変えることにした。 「指導してコントロールする」んじゃなくて、「まずは、まだ赤ちゃんだ」と割り切る。

自分に課すルールはシンプルだ。

  1. 基本は見守る。
  2. 命に関わる「危ないこと」と、「人として絶対にダメなこと」だけは叱る。
  3. それ以外は、全部「流す」。
  4. もちろん今まで通り、着替えやお風呂、食事の手伝いはする。

これぐらいでいい。 部屋が多少散らかってようが、予定通りに進まなくたっていい。 「まあ、死ぬわけじゃないしな」って受け流すこと。それが、今の僕にとって一番必要なスキルだったんだ。

いいパパ試験をやめてわかったこと


不思議なもんで、この試験から降りたら、子どもがただただ可愛く見えるようになった。 「こうあるべき」という色眼鏡を外したら、そこには一生懸命生きている小さな命があるだけだったから。

読者のあなたに持ち帰ってほしいのは、「子供の行動で、あなたの親としての点数は決まらない」ということだ。

子供が泣きわめこうが、ご飯をこぼそうが、それはあなたのせいじゃない。 そこであなたがイライラして自分を傷つけてしまうことの方が、よっぽど自分への「信用」を損なってしまう。

だから、親がやるべき一番の仕事は、完璧なしつけをすることじゃない。 自分の中にある平穏という「熾火(おきび)」を消さないように、機嫌よくいることだ。

もし今、あなたが夜の不安に押しつぶされそうで、「いい親」になれなくて苦しんでいるなら。

明日からは、その試験会場に行かなくていい。 「まあいいか」と流す勇気を持つこと。それが、自分を信じるための第一歩になるはずだ。

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